不動産を買う場合

スケジュール例

STEP1

不動産会社に相談する

まずは、希望のエリアでどのくらいお金を用意すれば不動産を購入できるのかを不動産会社に相談しましょう。
相場が見えてくれば、考え方もまとまってきます。

投資物件を購入する場合は、どういった種類の物件を選定すれば良いか、物件価格と賃料収入(利回り)が釣り合っているか、その物件を購入して資金を回収できるのかをきちんと確認しておく必要が有ります。

STEP2

予算を決める

その物件を購入するのに必要な金額を用意できるのか確認しましょう。

ひとこと

特に、マイホームを購入する場合は、金融機関でローンを組む際に、年収に対するローン返済に充てられる金額の割合(返済比率)が35%以下であることが必要と言われています。返済比率からいくらまで融資を受けることが可能なのかの目安を知ることができます。
また、自己資金を10%程度用意しておいた方が金融機関で話がしやすくなります。
自己資金が多いと、月々の返済額を少なくすることもできますし、金額の高い物件を購入できるチャンスも生まれます。

STEP3

物件を選定

予算に合わせて、物件探しをいたします。

STEP4

内見

部屋を見に行くことを内見といいます。

希望のエリアに気に入った物件があれば見に行ってみましょう。

STEP5

申し込み

気に入った物件が見つかったら、買付証明書という書類を書いて、申し込みをします。
申し込みをしたらすぐに契約できるわけではありません。
契約書を作成する準備が必要になりますし、特に融資を受ける場合は、ローンの事前審査が通ってから契約するケースがほとんどです。

STEP6

契約

事前審査が通ったら、契約します。
契約書は課税文書であるので、契約書に収入印紙を貼る必要が有ります。
売主が不動産業者の場合は、この収入印紙の金額は、買主が負担する事が多いです。

また、手付金を物件価格の10%程度を納めることが多いです。
手付金は売買代金に充当されます。ローンの本審査が通らなかった場合に、手付金を返してもらえるように、契約書の中にローン特約を書き込んでおく必要が有ります。

ひとこと

契約を解約したいといった場合は、指定の期日内であれば手付金を放棄する事で解約する事が可能です。
指定の期日を過ぎてからの解約の場合は、違約金が発生するので、注意が必要です。

STEP7

金銭消費貸借契約

融資の審査が通ったら、金融機関で金銭消費貸借契約というお金を借りる契約をします。

STEP8

決済(残代金の支払い)

代金全額を支払ったら、司法書士に所有権を移転してもらうように手続きをしてもらいます。
併せて、税金や管理費・修繕積立金等の日割り計算をし、必要な経費の精算を行います。

鍵の引き渡しを受けたら、新居へのお引越しが可能になります。

ひとこと

マンションの場合は、別途管理費・修繕積立金といった費用が毎月かかりますので、ローンの返済計画とともによく考えておきましょう。

不動産を購入しておよそ6か月ほど経つと、不動産取得税の納付書が届きます。
毎年、5~6月頃には固定資産税・都市計画税といった税金の請求も来ます。
税金を滞納すると、差し押さえの対象となりますので、競売で強制的に売却されてしまわないように注意しましょう。